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寝屋川市の泌尿器科・内科 – Mai泌尿器科・内科クリニック

– 発熱外来の医師に聞いた5つの質問

    # 発熱外来の医師に聞いた5つの質問

    急な発熱で不安になったとき、どのように対応すればよいのか迷うことはありませんか?特に夜間や休日に熱が出た場合、受診のタイミングや対処法について知っておくと安心です。今回は発熱外来を担当している医師に、患者さんがよく抱く疑問について5つの質問をしてみました。

    ## Q1: 発熱したらすぐに病院を受診すべきですか?

    「発熱があるからといって、必ずしもすぐに受診する必要はありません。38度以下の熱であれば、十分な水分補給と休息で様子を見ることも可能です。ただし、以下のような場合は早めの受診をお勧めします。

    – 39度以上の高熱が続く
    – 呼吸が苦しい
    – 強い頭痛や嘔吐がある
    – 意識がはっきりしない
    – 持病がある方(糖尿病、心臓病、呼吸器疾患など)
    – 乳幼児や高齢者

    これらの症状がなければ、まずは自宅で1〜2日様子を見て、改善しない場合に受診することも一つの選択肢です。」

    ## Q2: 発熱時の自宅での対処法を教えてください

    「発熱時の基本的な対処法としては、以下のポイントが重要です。

    1. **十分な水分補給**: 発熱によって失われる水分を補うため、こまめに水分を摂りましょう。
    2. **安静にする**: 体力を消耗しないよう、十分な休息をとることが回復への近道です。
    3. **適切な服装と室温**: 汗をかいたらこまめに着替え、室温は25〜28度程度を目安に調整しましょう。
    4. **解熱剤の使用**: 38.5度以上の熱がある場合や、つらい症状がある場合は解熱剤を使用することも考慮してください。ただし、使用前に医師や薬剤師に相談することをお勧めします。

    特に水分補給は重要で、熱があるときは通常よりも多く水分が失われますので、少量ずつでも頻繁に水分を摂ることを心がけてください。」

    ## Q3: 子どもの発熱と大人の発熱では対応が異なりますか?

    「子どもと大人では発熱への対応に違いがあります。子どもの場合、体温調節機能がまだ未発達なため、環境の変化や軽い感染症でも高熱が出やすい特徴があります。

    子どもの場合、以下のような点に注意が必要です:
    – 生後3ヶ月未満の赤ちゃんが38度以上の熱を出した場合は、早めに医療機関を受診してください。
    – 熱性けいれんの既往がある子どもは、急な発熱に注意が必要です。
    – 子どもは脱水症状になりやすいので、水分補給を特に意識してください。

    一方、大人の場合は:
    – 持病がある方は、発熱によって基礎疾患が悪化する可能性があるため注意が必要です。
    – 高齢者は発熱時の体力消耗が大きいため、早めの対応が望ましいでしょう。

    いずれの場合も、発熱だけでなく全身状態を総合的に判断することが大切です。」

    ## Q4: 発熱外来を受診する際の注意点はありますか?

    「発熱外来を受診する際は、以下のような点に注意していただくと円滑に診察が進みます。

    1. **事前連絡**: 多くの医療機関では、発熱患者の受診前に電話連絡を求めています。医療機関のホームページや電話案内で確認しましょう。

    2. **症状の経過をメモする**: いつから熱が出始めたか、どのような症状があるか、体温の変化などをメモしておくと診察がスムーズです。

    3. **服薬状況の把握**: 普段飲んでいる薬がある場合は、お薬手帳や薬の情報を持参してください。

    4. **マスク着用**: 他の患者さんへの感染予防のため、マスクを着用しましょう。

    5. **保険証の準備**: 受付をスムーズに行うために、保険証や診察券などを事前に準備しておくとよいでしょう。

    また、当院(まい内科クリニック)では発熱患者様専用の入口と待合室を設けており、一般患者様との接触を避ける工夫をしています。」

    ## Q5: インフルエンザと一般的な風邪、COVID-19の見分け方はありますか?

    「これらの感染症は症状だけで完全に見分けることは難しいですが、一般的な特徴をお伝えします。

    **インフルエンザ**:
    – 急激な発熱(38〜40度)
    – 全身症状(頭痛、関節痛、筋肉痛など)が強い
    – 発症から数日で症状のピークを迎える

    **一般的な風邪**:
    – 比較的緩やかな発熱(多くは38度以下)
    – のどの痛み、鼻水、くしゃみなどの局所症状が中心
    – 全身症状は比較的軽い

    **COVID-19**:
    – 発熱、咳、倦怠感などのほか
    – 味覚・嗅覚障害(すべての方に現れるわけではありません)
    – 息苦しさを感じる場合もある

    ただし、これらの症状は個人差が大きく、それぞれの感染症でも様々な症状が出ることがあります。確定診断には検査が必要ですので、不安な場合は医療機関での受診をお勧めします。」

    ## まとめ

    発熱は体が感染症などと戦っているサインであり、必ずしも悪いことばかりではありません。しかし、適切な対応をとることで回復を早め、重症化を防ぐことができます。症状や状況に応じて、自宅での経過観察と医療機関の受診を適切に選択していただければと思います。

    まい内科クリニックでは、発熱に対する適切な診断と治療を提供しています。地域の皆様の健康を守るため、安心して受診いただける環境づくりに努めていますので、お困りの際はご相談ください。