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寝屋川市の泌尿器科・内科 – Mai泌尿器科・内科クリニック

患者さんの勘違い

    「患者さんの勘違い」というと、医療現場ではよく遭遇する事例がたくさんあります。症状の自己判断や、インターネット検索による情報の誤解から生じる不安など、皆さんが抱える疑問や誤解は実は共通点が多いものです。

    当院では日々の診療を通して、患者さんからのさまざまな質問や相談を受けています。「この症状は重大な病気の兆候?」「薬はこう飲むべき?」など、医学的な根拠と実際の認識にはしばしばギャップがあります。

    本日のブログでは、そんな「よくある勘違い」について医師の立場から解説します。正しい知識を身につけることで不必要な不安を減らし、適切なタイミングで医療機関を受診する判断ができるようになります。ご自身やご家族の健康管理に役立つ情報をお届けしますので、ぜひ最後までお読みください。

    1. 「医師が明かす!患者さんがよく勘違いする症状と対処法」

    医療現場では、患者さんが自分の症状について勘違いしてしまうケースが非常に多いものです。例えば「胸痛=心臓発作」と即座に結びつけてしまったり、「頭痛が3日続いている=脳腫瘍ではないか」と心配したりすることがあります。実際には、胸痛の多くは筋肉痛や逆流性食道炎が原因であり、頭痛の大半は緊張性頭痛や片頭痛によるものです。

    特に多いのが「風邪とインフルエンザの区別がつかない」という勘違い。高熱が出ても、すべてがインフルエンザというわけではありません。インフルエンザは通常、急激な発熱と全身の強い倦怠感が特徴で、検査キットで確認できます。風邪は徐々に症状が現れ、のどの痛みや鼻水から始まることが多いのです。

    また「抗生物質はすべての感染症に効く」という誤解も広がっています。実はウイルス性の風邪やインフルエンザには抗生物質は効きません。細菌感染症にのみ効果があるのです。不必要な抗生物質の使用は、薬剤耐性菌を生み出す原因にもなります。

    症状を自己判断せず、まずは医療機関で適切な診断を受けることが重要です。特に「いつもと違う」と感じる症状や、急激に悪化する症状がある場合は早めに受診しましょう。インターネットでの情報収集は便利ですが、自分の症状と照らし合わせて診断するのは危険な場合があります。

    健康不安を感じたときは、信頼できる医療専門家に相談することが最良の対処法です。医師との良好なコミュニケーションが、正確な診断と適切な治療への第一歩となります。

    2. 「病院で聞けない?患者さんの勘違いトップ5とその真実」

    医療の現場では、患者さんが様々な勘違いや誤解を抱えていることがあります。診察室で医師に質問できなかったり、恥ずかしくて聞けなかったりする疑問も少なくありません。今回は、医療従事者がよく遭遇する「患者さんの勘違いトップ5」とその真実について解説します。

    【勘違い1】「薬は症状がよくなったらすぐに飲むのをやめても大丈夫」
    医師から処方された抗生物質などの薬を、症状が改善したからといって自己判断で中止してしまう方がいます。しかし、特に抗生物質は細菌を完全に排除するために指定された期間の服用が必要です。途中で中止すると耐性菌を生み出す原因になることも。処方された薬は医師の指示通りに最後まで服用しましょう。

    【勘違い2】「CT検査やレントゲンを毎回撮れば安心」
    定期検診のたびに「念のため」と画像検査を希望される方もいますが、CTやレントゲンには放射線被ばくを伴います。必要以上の検査は体への負担になることも。医師が必要と判断した時に適切な検査を受けることが大切です。

    【勘違い3】「熱が出たら必ず解熱剤を飲むべき」
    発熱は体が感染症と闘っている証拠でもあります。38度程度の熱なら、無理に解熱剤で下げる必要はありません。水分をしっかり摂って安静にしていれば自然に下がることも多いです。ただし、39度以上の高熱や、苦しい症状がある場合は解熱剤の使用や受診を検討しましょう。

    【勘違い4】「サプリメントは薬ではないから、たくさん飲んでも大丈夫」
    サプリメントも過剰摂取すれば副作用のリスクがあります。また、一部のサプリメントは処方薬と相互作用を起こすことも。現在服用している薬がある場合は、サプリメントを始める前に医師や薬剤師に相談することをおすすめします。

    【勘違い5】「インターネットで調べた症状と自分の症状が一致するから、その病気に違いない」
    ネットの情報で自己診断する方が増えていますが、同じ症状でも原因となる疾患は様々です。また、検索すると重篤な病気の情報が目につきやすく、必要以上に不安になることも。気になる症状があれば、信頼できる医療機関を受診して専門家の診断を受けることが最良の選択です。

    医療に関する疑問や不安は、遠慮せずに医師や看護師に相談してください。「質問して申し訳ない」と思う必要はありません。患者さんの理解が深まることで、より良い医療につながります。

    3. 「あなたも当てはまるかも!医療現場でよく見る患者さんの勘違い事例」

    医療現場では日々様々な患者さんの勘違いに遭遇します。これらの誤解は治療の遅れや不必要な不安を引き起こすことがあります。ここでは、医療従事者がよく目にする勘違いをご紹介します。

    まず多いのが「抗生物質はすべての感染症に効く」という誤解です。実は抗生物質はウイルス性の風邪やインフルエンザには効果がありません。細菌感染症にのみ有効で、医師が必要と判断した場合にのみ処方されるものです。

    次に「熱が出たらすぐに解熱剤を飲むべき」という考え。発熱は体が感染と闘っている重要な防御反応です。38.5度以下の熱なら、無理に下げる必要はないケースが多いのです。

    「痛みがなければ問題ない」という思い込みも危険です。高血圧や糖尿病、初期のがんなど、多くの深刻な病気は自覚症状がほとんどないまま進行します。定期的な健康診断が重要な理由はここにあります。

    処方薬に関する勘違いも少なくありません。「症状が良くなったら薬を止めてもいい」と考える方がいますが、特に抗生物質や高血圧の薬は指示された期間・用量を守ることが重要です。中途半端な服用は耐性菌の発生や症状の再発につながります。

    「ネットで調べた情報は全て正しい」という思い込みも要注意です。医療情報は日々更新され、また個人の状態によって適切な治療法は異なります。信頼できる医療機関での相談を優先しましょう。

    こうした勘違いは単なる知識不足から生まれることがほとんどです。医師や看護師に質問することを躊躇わず、自己判断は避けるようにしましょう。医療者との適切なコミュニケーションが、最良の医療を受けるための第一歩になります。